MATIM 22th contact 『Buz life year』
MATIM 22th contact 『Buz life year』
Toshiyuki Kimura
1月13日(木)- 2月6日(土)
木曜日―土曜日
14:00 – 18:00
———-
MATIM 22th contact “Buz life year”
Toshiyuki Kimura
January 13 (Thu) – February 6 (Sat)
Thursday – Saturday
14:00 – 18:00
Buz. .
MATIM contactも22回を迎え、ふとフォーク時代の伊勢正三の名曲『22才の別れ』を思い出した。中学の時にギターのスリーフィンガー奏法を学んだのもこの曲だが、時代も変わりイルカの曲だか何の曲だかも忘れ、聴き方も忘れた。雪が降り、ふと、やかんをストーブに乗せて震えながら聴いたらやたら響いてきた。間借りで住んでいた時の姉貴に、なんでクラプトンとかツェッペリンとかジミヘンとかに皆ハマらなかったの?って聴いたら四畳半で銭湯♨️行って金がない学生時代に響いたンダょ、とアッサリ答えられた。..buz.
伊勢正三は1974年のアルバム『三階建ての詩』にこの曲を書き下ろし、売れる曲を書いたと言っている。
今回、売れる為に絵を描こう!と張りきって張りキャンバスに挑戦したら、マンマと失敗した。グダグダのキャンバスを前に、友人のコンセプトアーティストのトミード(富安健一郎)に漏らしたら
グダグダのヨレヨレがカッコいいじゃないですか!
と言われて、ハッとなった。その夜、何かを喜んで諦めることにした。よくよく考えたら、凡ゆるノイズが時に共鳴してきて何かが聴こえず何かを語れず、喪失してきたのだけど、それがまた、何かを勝手に結んだりもするものだから、ここまでやってこれたノダ。その結びなど、ホツレていたって気にする事はない筈ナノダ。
52才の今、変わらぬままでいて良い事だってあるのではないかと思い、もう1人の自分と別れる事にした。buzz.